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株式会社A.BMミツガシ |
開催日:令和元年6月29日 実施
主 催:株式会社A.BMミツガシ A.BMミツガシ協力会災害防止協会
令和元年度A.BMミツガシ第12回労働災害防止安全大会を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、日頃より大変お世話になっております 株式会社大林組 東京本店 キヤノン総合工事事務所 所長 高橋 元 様にご臨席賜り、後ほど安全講和を頂戴しますこと、厚く御礼申し上げます。
そして先程は、メーカー・商社様を代表して、田島ルーフィング株式会社 東京支店 防水営業部1課 課長 佐藤智一 様よりご祝辞を頂きありがとうございました。また、本日開催しました令和元年度A.BMミツガシ第12回労働災害防止安全大会に防水材料メーカー様、建材商社様、当社協力会社様、多数の皆様にご参加頂き、誠にありがとうございます。
全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という崇高な基本理念の下、一度も中断することなく続けられ、本年で92回目を迎えます。
この間、労働災害は長期的に減少をして参りました。しかしながら、平成30年の死亡者数は309人(前年323人)、休業4日以上の死傷者数は15,374人(前年15,129人)と前年に比べ死亡者数は減少したものの、死傷者数は245人の増加となりました。開催が来年に迫った東京オリンピック・パラリンピック競技大会の関連施設建設工事など、建設投資額が増加する中で、従前より懸念されている技術者・技能労働者の不足、建設従事者の高齢化長時間労働やメンタル不調による健康リスクの増加のほか、受け入れ拡大が進む外国人労働者への対応など、就業構造の変化及び働き方の多様化を踏まえ、これらの課題解決に向けた取り組みを一層進める必要があります。
皆様におかれましては、建設業で最も多い墜落・転落災害の防止対策、職長・安全衛生責任者能力向上教育等の安全衛生教育、昨年は記録的な猛暑によって増加した熱中症の防止に向けた「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」等を積極的に展開されることを期待しております。
また、1月には、新築中のビルで火災事故が発生し、この火災の状況は新聞などでも大きく報じられました。火災の怖さ、火災事故を起こした場合の社会的影響の大きさを全員がよく理解し、火気を使用する場合は細心の注意を払い、ポリスチレンウレタンフォームなどの断熱材については十分な対策(適正な置場を協議・養生)を施してから作業にあたり、火災事故の撲滅にご協力をお願い致します。
このような状況を踏まえ、更なる労働災害の絶滅を図ることを決意して、令和元年度全国安全週間は7月1日から7日までを本週間とし、以下のスローガンの下取り組みます。
新たな時代に PDCA みんなで築こう ゼロ災職場
なお、令和元年度(H31.4/1〜R2.3/31)株式会社大林組 安全衛生スローガンは皆様ご承知の通り、
見落しないか その手順 危険はないか その設備 安全対策に 妥協なし
を全力で遂行し死亡災害=0はもとより、災害ゼロを目指して日々安全に取り組んでいきます。
@経営トップ等による現場安全パトロールの実施
Aリスクアセスメントの確実な実施
・リスクアセスメントの実施と周知
・混在作業での暴露防止
Bコスモスの導入と実施
C墜落・転落、建設機械・クレーン災害、倒壊・崩壊災害の防止 ≒ 三大災害の絶滅
・作業前必ず安全設備の点検
・安全帯使用の徹底(適切なフルハーネス型安全帯の確実な使用 7/13当社及び協力会で特別教育を実施
・フォークリフト等使用時は作業計画の徹底
・攪拌機等の回転体による巻き込まれ災害防止
・玉掛け3ポイントの実施
D転倒災害の防止
E交通労働災害の防止
F不安全行動による災害の防止
G安全衛生教育の実施
・危険感受性の向上
・安全衛生知識の向上
・職長及び作業員に対する安全衛生教育の実施
H職業性疾病の防止
I熱中症の予防
・作業員の日常健康管理の強化
・発症者の早期発見と緊急搬送
J現場におけるメンタルヘルス対策の推進
・過重労働等による健康障害の防止
・安全、安心で快適な職場環境の形成
K健康管理の推進
・作業前の体調チェック
・有所見者、年齢に応じた適正配置
当社としましては、全国安全週間の本週間中に経営者をはじめ関係者が取り組むべき事項をまとめた「全国安全週間実施要領」及び「株式会社大林組 安全衛生対策要項 2019」に基づき実施計画令和元年度A.BMミツガシ安全衛生対策要項を策定し、トップの強力なリーダーシップの下に、関係者が一体となって、労働災害の防止に万全を期する所存です。
各位におかれましては、本実施要項を参考に、各社の実情に即した実施計画を策定し、皆様で力を合わせて実施するように要請をお願いします。また、防水材料メーカーのご担当の皆様におかれましても、現場調査など同行時の安全および、現場への資材納入に関して運送会社へ安全・交通ルール・現場内および現場周辺のルール等の指導教育・各種伝達事項の徹底、それらの実施記録の提出をお願いします。特に施主様・近隣への配慮、第3者災害の防止、積載型トラッククレーン、ユニック車運転手の新規教育及び再教育をお願いします。また、第2部で行う情報セキュリティに関する教育の実施もお願いします。
なお、本日の安全大会が安全意識の高揚および効果的な安全衛生管理に有益な日であり、このように皆様にお越し頂き、無事に開催出来たことを感謝申し上げます。ありがとうございました。
来年は更に多くの協力会社及びメーカー・商社各社の皆様をお招きして開催出来るように努力して参ります。
終わりに『安全』と言う言葉に気持ちを油断させること無く、日々のあらゆる『危険』を排除して『危険』のない現場を本日ここにいらっしゃる皆様一人一人のお力を借りて本年度は、また心も新たに『災害0の達成』をお願い致します。
それではまた来年、第13回大会もこの場所でお会いするまで「ご安全に〜!」
令和元年6月29日
株式会社A.BMミツガシ
代表取締役 秋山 浩文