株式社A.BMミツガシ

R5年度 労働災害防止大会



  • 概要

    開催日:令和5年6月24日 実施
    主 催:株式会社A.BMミツガシ A.BMミツガシ協力会災害防止協会


  • 出席一覧

    • 鋸田防水 様
    • AXIA(同) 様
    • 五十嵐防水 様
    • 活黹m瀬建設 様
    • ウィンテック梶@様
    • 小川興業 様
    • 小倉防水 様
    • 潟Oットアース 様
    • 小林防水 様
    • 田中ダクト 様
    • 藤間防水 様
    • 藤本具彦 様
    • 椛o葉 様
    • 褐テ庄ダクト工業 様
    • 竃F和工業 様
    • 谷畑幸由 様
    • RED SANS梶@様

    • ケイエス防水工業梶@様
    • 田島ルーフィング梶@様
    • 白水興産梶@様
    • ハセガワシート梶@様
    • 早川ゴム梶@様




  • 令和5年度 A.BMミツガシ第16回労働災害防止安全大会を迎えるにあたり

    令和5年度A.BMミツガシ第16回労働災害防止安全大会を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。


    • 本日は、日頃より大変お世話になっております 株式会社大林組 東京本店 キヤノン総合工事事務所 所長 高橋 元 様に ご臨席賜り、後ほど安全講和を頂戴しますこと、厚く御礼申し上げます。

      2020年より続いている新型コロナウイルスへの対応は、5類移行によるマスク着用義務の撤廃など、大きく変化しました。しかし、未だ終息と呼べる状況には至っていないことから、感染予防策を講じた上で、労働災害防止安全大会を開催することとなりました。皆様のご理解、ご協力に感謝いたします。

      全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という基本理念の下、一度も中断することなく続けられ、本年で96回目を迎えます。この取組は、我が国における労働災害防止活動の推進に欠かせないものであり、労働者の安全意識の高揚及び安全活動の定着に貢献して参りました。

      令和4年の建設業における労働災害による死亡者数は281人と、前年に比べて3人増加し、2年連続の増加となりました。また、休業4日以上の死傷災害については14,539人と、前年に比べて387人の減少となっております。

      また、近年、建設業においては働き方改革の推進、建設従事者の高齢化の進展、担い手の確保・育成など、様々な問題が山積する状況にあります。

      このような状況の中、労働災害を少しでも減少させ、働く方々が安心して安全に働くことができる職場環境を築くため、建設業労働災害防止協会では令和5年度を初年度とする第9次建設業労働災害防止5か年計画を策定したところです。この第9次5か年計画の目標達成に向け、墜落・転落災害を始めとする重篤度の高い労働災害を撲滅するための重点事項の推進、リスクアセスメントの確実な実施、建設業労働安全衛生マネジメントシステム(コスモス)の導入促進、安全衛生教育の推進、高年齢労働者の労働災害防止対策などに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

      令和5年度全国安全週間は7月1日から7日までを本週間とし、以下のスローガンの下で取り組みます。

      高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場

      なお、令和5年度(2023/4/1〜2024/3/31)株式会社大林組 安全衛生スローガンは 皆様ご承知の通り、

      安全は 働くみんなが 責任者 心をあわせ 無災害

      を全力で遂行し死亡災害=0はもとより、災害ゼロを目指して日々安全に取り組んでいきます。


    • 令和5年度A.BMミツガシ安全衛生対策要項

      • 1.経営トップ等による現場安全点検の実施
      • ・安全衛生管理体制及び安全衛生教育等の実施状況の確認
      • ・労働安全衛生関係法令及び社内の安全衛生規定等の遵守状況について安全パトロール等による職場の総点検の実施
      •             
      • ・経営トップ等による安全訓示等を通じた関係者の意思の統一及び安全意識の高揚
      • ・ホームページ等を通じた自社の安全活動等の社会への発信
      • 2.リスクアセスメントの確実な実施
      • ・設計・計画段階における、リスクアセスメントの実施とリスク低減措置の実施状況の確認
      • ・SDS(安全データシート)等により把握した危険有害情報に基づく、化学物質のリスクアセスメント及びその結果に基づくリスク低減措置の実践(「ラベルでアクション」の取組の推進)
      • 3.コスモスの導入と実施の推奨  
      • ・コスモスガイドラインに基づいたシステムの導入と実施によるPDCAサイクルの確立
      • ・関係労働者に対するシステムの理解促進のための、コスモスガイドラインの教育等の実施
      • ・内部監査の実施と改善
      • 4.墜落・転落災害の防止
      • ・設計・計画段階において、高所作業が不要となる工法の採用など危険有害要因を根本から除去する対策、手すりの設置などの設備面の工学的対策、管理的対策、保護具による対策を順次検討し、フェールセーフ思想に基づき重層的に実施
      • ・高所作業における作業床・手すり等の設置、その設置が困難な場合の防網(安全ネット等)や安全帯取付設備の徹底
      • ・使用状況に合わせた適切な安全帯の選定・使用前点検の実施・確実な使用、併せて、フックの掛け替え時には二丁掛安全帯の使用
      • ・フルハーネス型安全帯を使用する場合には特別教育の受講
      • ・開口部や作業床の端には、手すり・中さん等の設置及び注意喚起の表示等、「見える化」の推進
      • ・作業床、手すり、ネット等の設置による墜落防止用設備、開口部養生設備、安全帯取付設備を確実に設置する。特に作業床の端部、開口部からの墜落防止措置を徹底する
      • ・安全設備の日常点検を実施し、不備を発見した場合は直ちに是正する。是正が完了するまでは、当該危険箇所での作業は一旦中止させる。開口部については日々の点検以外に、定期的に一斉点検を実施する
      • ・安全帯の掛け替えが必要な作業では、二丁掛け安全帯の使用を徹底する
      • ・フルハーネス型安全帯の使用を必要とする作業では、その使用を徹底する
      • ※フェールセーフ…人が装置や設備のトラブルによって人命リスクを負わないように配慮する設計方法のこと
      • 5.建設機械・クレーン等の災害の防止
      • ・作業条件に応じた適切な機械の選定等のリスク低減措置を盛り込んだ施工計画及び作業計画・作業手順の作成と実施の徹底
      • ・作業範囲内の立入禁止措置や作業指揮者・誘導者の配置等、はさまれ・巻き込まれ災害防止対策の徹底
      • ・荷のつり上げ作業時における荷姿や玉掛け状況の確認及びつり荷の下への立入禁止措置の徹底
      • ・法定有資格者による、クレーン等の玉掛け・玉はずし作業の徹底
      • ・玉掛け作業の際には、「3・3・3運動」の実施(30cm地切り、3秒以上停止・荷姿確認、3m荷から離れる)
      • ・運転席でのシートベルトの完全着用
      • ・工具類を使用する際には、特性、正しい取り扱い方法を理解して使用し、日常点検を含む法定点検を確実に行う
      • 6.火災事故の防止
      • ・火気使用作業における周囲及び下部の可燃物の除去と養生の徹底
      • ・ウレタンフォームなどのプラスチック系断熱材による火災防止の徹底
      • ・火気使用時の監視人、消火器などが適正に配置されているか確認
      • 7.飛来落下災害の防止
      • ・資材等を建屋外周付近等の落下するおそれのある場所に置かない。必要に応じてネット掛け、ロープ掛け、固縛を行う。また、突風や強風による資材等の飛散防止対策を徹底する
      • ・万一、飛来落下が起こった場合でも災害につながらないよう下部の立入禁止を実施する
      • 8.転倒災害の防止
      • ・作業通路の段差等の解消、通路等のすべり止め等の措置
      • ・転倒危険箇所の表示等、危険の「見える化」の実施
      • ・4S活動(整理・整頓・清掃・清潔)等の徹底による作業床や通路等の安全確保並びに照度の確保
      • ・転倒災害防止のためのチェックリストを活用した安全点検の実施
      • ・高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドラインに基づく職場環境の改善の推進
      • 9.交通労働災害の防止
      • ・適正な労働時間管理、長時間運転の禁止、交通ハザードマップ等を活用した最適な運行計画の作成等による運行管理の実施
      • ・飲酒、疲労、疾病、睡眠、体調不調の有無等を確認する乗務開始前の点呼の実施
      • ・運行管理者・安全運転管理者の確実な選任と職務の遂行
      • ・運転中のカーナビや携帯電話の操作等のながら運転の厳禁
      • ・睡眠時間の確保の重要性についてなどの交通安全教育の実施
      • 10.不安全行動による災害の防止
      • ・危険軽視の行動を「黙認しない、見逃さない、妥協しない」職場風土づくりの推進
      • ・「危険予知行動」、「ヒヤリハット活動」、「ひと声かけあい運動」等の積極的な実施
      • ・「近道・省略行為」等のルール違反行為の禁止
      • ・職場の危険箇所の「見える化」の推進
      • ・建災防方式「新ヒヤリハット報告」を活用した安全衛生活動の促進
      • 11.安全衛生教育の実施
      • ・「新規入場者教育」、「送り出し教育」等の安全衛生教育の実施
      • ・建設従業者に対する危険体感教育(安全帯ぶら下がり、はさまれ等)の実施
      • ・危険有害業務従事者に対する特別教育(フルハーネス型安全帯使用作業や足場の組立て等)や特別教育に準じた教育の確実な実施
      • ・職長・安全衛生責任者、作業主任者、危険有害業務技能講習終了者に対する能力向上教育の実施
      • ・外国人労働者にも配慮した安全衛生教育の実施
      • ・職長等による新規入場作業員への一定期間のフォローアップ
      • ・作業に適応した保護具(保護メガネ、手袋、安全靴等)の使用徹底と教育指導
      • ・安衛法で義務付けられている資格(建設機械の運転免許、各種特別教育など)の確認と適正配置、資格取得の推進
      • ・起こった災害は正しく対処・報告し、「労災隠し」と「労災隠しと疑われる事案」を撲滅する
      • 12.職業性疾病の防止
      • ・金属等の研磨作業、はつり・解体作業等に係わる粉じん障害防止対策の徹底
      • ・アーク溶接作業における粉じん障害防止及び溶接ヒュームばく露防止対策の徹底
      • ・酸素欠乏症や一酸化炭素中毒等の防止対策の徹底
      • ・腰痛及び振動障害の予防対策の徹底
      • ・各種保護具の作業環境に応じた適切な使用の徹底及び使用前点検の実施
      • 13.熱中症の予防
      • ・「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の推進
      • ・暑さ指数(WBGT)の把握とそれに応じた適正な熱中症予防策の実施
      • ・計画的な熱への順化期間(熱に慣れ、環境に対応する期間等)の設定
      • ・熱中症リスクの高い作業者・作業場巡視等の実施、熱中症予防のための教育及び健康KYの実施
      • ・作業者の作業前後及び作業中の体調確認の実施
      • ・休憩場所及び休憩時間の確保並びに十分な水分・塩分などの積極的な摂取の勧奨、作業開始前や休憩時間中のプレクリーニングの実施
      • ・異常時の速やかな病院への搬送や救急隊要請の徹底
      • 14.健康管理の推進
      • ・法令で定める雇入れ時及び定期の健康診断及び特殊健康診断の実施とその結果に基づく必要な措置の実施
      • ・「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」(厚生労働省)に基づく、職場における健康の保持増進の実施
      • ・「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン)」に基づき、健康診断や体力チェックにより、高年齢労働者の健康状態や体力を把握し、状況に応じて適正配置に取り組む
      • ・事業主による適正な労働時間の把握と、過重労働(時間外・休日労働等)による健康障害防止対策の推進
      • ・地域産業保健事業、都道府県産業保健支援センター事業、メンタルヘルス対策支援事業の活用
      • ・総労働時間の縮減(4週8休の実現に向けた取組み)
      • ・メンタルヘルス不調の予防と適切な対応
      • ・長時間労働者に対する医師による面接指導の受診及び就業上の措置を徹底
      • ・定期健康診断有所見者への医師による保健指導の受診率向上
      • 15.現場におけるメンタルヘルス対策の推進
      • ・安全施工サイクル(安全朝礼、KYミーティング及び巡視等)を活用した、建災防方式健康KYによる心身の健康状態の把握と、無記名ストレスチェックに基づいた職場環境改善の実施
      • ・ストレスチェックの結果に基づく産業医等の面接指導及び事業者が講ずるべき適切な措置の実施

    • 当社としましては、全国安全週間の本週間中に経営者をはじめ関係者が取り組むべき事項をまとめた「全国安全週間実施要領」及び「株式会社大林組 安全衛生対策要項2023」に基づき実施計画令和5年度A.BMミツガシ安全衛生対策要項を策定し、トップの強力なリーダーシップの下に、関係者が一体となって、労働災害の防止に万全を期する所存です。


      各位におかれましては、本実施要項を参考に、各社の実情に即した実施計画を策定し、皆様で力を合わせて実施するように要請をお願いします。また、新型コロナウイルス感染拡大防止に努め、その状況に注視し、全ての協力会社の皆様が安全で安心できる環境を常に確保し、万全の工事施工をお願いいたします。


      株式会社大林組 安全衛生スローガンにあるように、働くみんなが責任者という意識の元に、安全を第一に考え作業を遂行し、安全第一の気持ちを忘れずにいることが安全な環境を実現できる第一歩と考えております。危険につながる作業を誰もが見て見ぬふりをせず、事故を未然に防ぐ行動を全員がとれるようお願い申し上げます。


      本年度も変わらず安全意識の高揚および効果的な安全衛生管理にご協力頂けますことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。


      来年も、本年のように多くの協力会社及びメーカー各社の皆様をお招きして開催出来るように努力して参ります。

      終わりに、今日という日が、安全を再度考えてこれから先も「死亡災害=0 はもとより 災害ゼロ」が続くきっかけとなる日であることを願っております。


      それではまた来年、第17回労働災害防止安全大会でお会いするまで「ご安全に〜!」


      令和5年6月24日


      株式会社A.BMミツガシ


      代表取締役 秋山 浩文


  • 労働災害防止大会開催中写真

    安全大会写真

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